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ボルト リレーで世界新締め/世界陸上

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男子200メートルの表彰式で敬礼ポーズを決めるボルト(撮影・たえ見朱実)
男子200メートルの表彰式で敬礼ポーズを決めるボルト(撮影・たえ見朱実)

<世界陸上>◇4日◇男子400メートルリレー決勝◇韓国・大邱スタジアム

 ボルトが「世界新」で有終の美を飾った。最終種目の男子400メートルリレー決勝で、ウサイン・ボルト(25)がアンカーを務めたジャマイカが37秒04の今大会唯一の世界新記録で優勝した。08年北京五輪での同国の記録を0・06秒更新。ボルトは200メートルと400メートルリレーで2冠を成し遂げた。

 役者が違った。47種目の最後を飾る400メートルリレー。ボルトが世界最速ぶりを証明した。1走カーターが号砲に勢いよく飛び出すと、2走フレーター、3走ブレークと流れるようにバトンが手渡されていく。そして迎えた4走。トップで託されると、あとは独り舞台だ。196センチの長身、長いリーチからぐいぐいと加速。あっという間にフィニッシュラインを突っ切った。

 表示は「37秒04」。ウォーッ! 耳をつんざく大歓声。会場のボルテージは最高潮に達した。カメラのフラッシュを浴びながら歓喜のダンス。ファンの視線を独り占めにする。ジャマイカ国旗をマントのように羽織ってのウイニングラン。「世界記録を出せると思った。アンカーは楽しかった」。至福の瞬間に浸った。

 会見場に移っても、ボルトはご機嫌だった。

 -ケニアに来てチーターと競走してみないか

 ボルト スケジュールが埋まっている。それにケニアは遠いし、早くジャマイカに帰りたいからね。

 -食生活を改善すれば、また世界記録を出せるが

 ボルト 栄養はしっかり取っている。(好物の)ナゲットは変えないよ。

 ボルトに始まり、ボルトに終わった9日間。初日の100メートル予選から出場し、宿敵ゲイ、パウエル不在の大会を盛り上げた。翌28日の決勝はフライング失格。今季取り入れた「一発ルール」の変更を求める声さえ高まった。それも存在の大きさゆえ。「ルールを変えるべきとは言わない。ただ集中してブロックに最後まで足を残すことを学んだんだ」。3日の200メートル決勝では19秒40の今季世界最速記録で優勝。そしてこの日、また新たな超人伝説を残した。

 「来年(五輪)は、またエンジンをかけ直して走るよ」。カメラを向けられるとウイットに富んだ発言にパフォーマンス。陸上の伝道師。ボルトに酔った真夏の夜の夢が、終わった。【佐藤隆志】

 [2011年9月5日9時30分 紙面から]







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