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400m障害女王は2児の母/世界陸上

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ニッカンスポーツコムの陸上コラム「データマン野口の陸上記録のアレコレ」でおなじみの野口純正さんが、世界陸上で盛り上がる韓国大邱からホットな陸上記録アレコレをお届けします。今回は大会6日目その2です。

【男子やり投げ予選A組】

 村上幸史はA組7位(80m19)でB組の結果、決勝進出はならず。滞空時間(記者席からの手動計時)は、1投目3秒91(80m19)、2投目3秒66(78m04)、3投目3秒64(74m93)だった。

 優勝候補筆頭でA組4位(81m83)のトルキルドセン(ノルウェー)の2投目は4秒16(80m85)、3投目は3秒84(81m83)。

【男子3000メートル障害】

 ケンボイ(ケニア)は2連覇。2003年から3大会連続で銀のあと金が2つの計5個のメダル獲得となって、この種目での単独トップとなった。2位は4個のキプタヌイ(1991~1997年に金3、銀1)。

 ケニアとしては3連勝で9回目の優勝。なお、2003年と2005年に優勝したシャヒーン(カタール)もケニア出身で2003年8月9日に国籍変更した。よって、ケニア出身者が13回のうち11回優勝し、1991年から11大会連続で勝っている。

 ケニアの1、2位(キプルト)独占は、3大会連続8回目。

 優勝記録の8分14秒85は、2001年の8分15秒16に続く低いものとなった。ただしラスト1周(約421メートル弱)は、61秒43で400メートルに換算すると58秒3くらいになる。なお、鐘が鳴った時の先頭はケンボイでないので、もっと速く走っている。もうスパートした第2カーブの約121メートルは水濠を越えながら15秒9で、100メートル換算13秒2。

【女子3段跳び】

 優勝したサラドゥハ(ウクライナ)は、2007年の7位が世界選手権での過去最高順位。2010年のヨーロッパ選手権を制している。

 1位(14メートル94)と2位(14メートル89)の差5センチは、1997年の4センチにつぐ僅差。1~3位が10センチ差というのは史上最小(従来は、2007年の24センチ差が最小)。

 8位が14メートル12というのは、2003年以降の至近5大会では最低。

 3連覇を狙ったサビネ(キューバ)は、右足の故障で4回目以降の試技を放棄。「プログラム表紙」の呪縛(じゅばく)が復活した?。

【男子走り高跳び】

 1位(ウィリアムス=米国)と2位(ドミトリク=ロシア)がともに2メートル35。1、2位の同記録は、3大会連続で史上6回目。

 この種目での米国の優勝は、1991年東京大会のオースティン以来2人目。

 7月に神戸で行われたアジア選手権を制したバルシムが7位に入ったが、カタールのこの種目での入賞は史上初。

 上記バルシムの7位の記録2メートル32は、1987年と並んで世界選手権での7位の最高記録タイ。

【女子1500メートル】

 この種目での米国(シンプソン)の優勝は、第1回大会(1983年)のデッカー以来で2人目。

 シンプソンは、2008年北京五輪3000メートル障害9位、2009年世界選手権では同種目で5位に入賞していてその時にマークした9分12秒50は、北米大陸記録。 優勝記録の4分05秒40は、史上最も遅い記録。これまでは1997年の4分04秒24。スローペースだったにもかかわらずラストもそれほど上がっておらず、先頭走者のラスト300メートルは46秒51で史上最も遅かった。といっても1200メートル地点のトップは3位のロドリゲスだったので、それより後方にいたシンプソンはもっと速く走っているが……。

 最初の400メートルが68秒78という史上最遅(これまでは、1993年の68秒2が最も遅かった)のレースだったため、1位と8位の差は2秒74で史上最小。

 2位イングランド(英国)は、世界選手権初出場。2010年のコモンウェルスゲームの4位がこれまでの主な成績。

 3位ロドリゲス(スペイン)は、2009年ベルリン大会ではトップでフィニッシュしたが、「走路妨害」のため失格した。

 3連覇を狙ったジャマル(バーレーン)は最下位。

【女子400メートル障害】

 ディーマス(米国)は、2007、2009年と連続で銀メダルで3個目のメダル。この種目での3個のメダルは、4個のペチョンキナ(ロシア、2001~2007年の4大会で金2個、銀と銅)に続き、ヘミングス(ジャマイカ)とピットマン(モロッコ)と並んだ。 

 優勝記録の52秒47は、世界記録にあと0秒13、大会記録に0秒05と迫る世界歴代3位。北米大陸新記録でもある。

 ディーマスのコーチは母のヨランダ・リッチで400メートルに52秒19の自己ベストを持つ。夫のジャメル・メイライトがマネジャーもつとめている。2007年6月5日に生まれ双子の子どもの母でもある。

 2位のウォーカー(ジャマイカ)は、2009年の優勝者で、前回と1、2位の順位が入れ替わった。

 デュマスのタッチダウンタイムは下記の通り(スタンド記者席からの非公式手動計時)

1台目  6秒24 

2台目 10秒25( 4秒01)

100m12秒40(12秒40)

3台目 14秒22( 3秒97)

4台目 18秒54( 4秒32)

5台目 23秒10( 4秒56)

200m24秒85(12秒45)

6台目 27秒58( 4秒48)

7台目 32秒03( 4秒45)

8台目 36秒72( 4秒69)

300m38秒03(13秒18)

9台目 41秒65( 4秒93)

10台目46秒70( 5秒06)

400m52秒48( 5秒78)

※前半200m24秒85、後半同27秒63。前後半差+2秒85 

※正式記録52秒47  

【男子400メートル障害】

 グリーン(英国)は、2009年ベルリン大会は7位。2010年ヨーロッパ選手権の優勝者で元サッカー選手。コーチは1972年ミュンヘン五輪で優勝したアキ・ブア(ウガンダ、47秒82の当時の世界新)を育てたマルコム・アーノルド。

 この種目で米国が勝ったのは史上初めて。

 優勝記録の48秒26は史上最も遅かった。従来は、1995年の47秒98。

 2位カルソン(プエルトリコ)は、2009年も2位。2008年北京五輪の優勝者で198センチの長身。

 3位バンジル(南アフリカ)は、2005年に6位だったが、2007年は予選落ち、2009年は準決落ち。2008年北京五輪の銅メダリスト。

 4位サンチェス(ドミニカ)は、世界選手権7回目の出場。2001、2003年と連覇し、2007年2位、2009年8位、そして今回で5回目の入賞となった。1977年8月30日生まれで34歳と2日。

 米国は6、7位に終わり史上初めてこの種目でのメダルを逃した。

 [2011年9月2日21時54分]







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